dareyorimonetai

誰よりも寝たい

「仕事は楽しいかね?」書評を書く。

今日は書評を書こうと思う。はじめに断っておくが、僕は書評を書くのが苦手だ。そもそもついさっき読み終わった本でも、内容を半分くらいしか覚えていないし、引用できるほどはっきりと覚えているフレーズもないしってなもんである。

でも本を読むのは好きだ。僕の幼少期、青年期は本で形成されていると言っても過言ではない。大学生の時でさえ、本の虫であった。インターネットに出会う前は。

だから、書評というか、読書感想文を書くことについては、ネタに困っているという状態ではない。好きな作家ができたら、かたっぱしからその人の著作を読んでいくタイプなので、詳しく話せる作家も多いのではないかな(そこらへんの人よりは)

しかし、書くのが億劫である。読み終わった瞬間、もうその物語は過去になり、早く次の作品を読みたいようってな感じで、書評を残すよりも、新たな作品に心躍らせている、、、と、こういった状況なのである(なぜこんな文章体になってしまったのか)

ただ今回は、ブログを今後、もっと真剣に書いていこうという決意があったためか、はたまた10月にしては暖かな天気のせいか(こういうのも挟んでみます)書評を書いてみよう、と思い立ったため、筆をとっているわけである(もちろん文章はpcで書いているため、実際に筆をとったわけではない、これは比喩である(わかっとるわ))

さて、僕と書評の関係性についてはどうでもいいのだ。本題に移りたいと思う。

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?

 

 

これが今回の書評を書く本である。ビジネス書の中では有名な方であるだろうか。「チーズはどこに消えた?」とかと同じような、なんとなく悩んでいる人が読む本である。(ビジネス書は全てそうである)

そしてもちろん、僕がこの本を手に取ったのには理由がある。はっきりと言わせて貰えば2つあるのだ。僕がこの本を手に取り、読んでいくに至った理由が、である。

まず1つ目は、先ほどチラッとお話しした内容になるが、悩んでいたのだ。僕は悩んでいた。悩める子羊だったんだ。英語でいうと「The worrying sheep」中国語でいうと「悩子羊」大阪弁でいうと「なんや知らんけどごっつ悩んではる羊はんとこの息子さん」である。

そして理由の2つ目は、この本がアマゾンの「プライム会員月1冊無料」の本の中にあったからだ。むしろ理由の90%がこれだと思ってもらっても構わない。

さて、いよいよ書評だ。書評なんだから、中身についてしっかりと語らないといけない。この書評を読んでくれた人が

「なるほどね、そういう本なんだな。そういった内容であれば、買って読んでみてもいいかもしれないな。あ、でもワンピースの最新刊まだ買ってなかったな。そっちの方がいいかもな。この本を読んだからって、別に人生変わるわけでもないし。むしろ、ワンピース買わなかったら今まで買ってた分なんやねんってなるし、続きが気になって眠れないなんてことになったら、仕事にまで影響が出てきてしまうよ、あ、だめだ、早くワンピース買わなきゃ、人生が壊れてしまう!!」

って思うぐらいの書評にしたい。それぐらい、人の人生を揺さぶれるような書評にしたい。ある意味で。

さあ、これ以上だらだらしていると、全国書評連合関東支部代表代理から苦情がきてしまうだろうから、早速内容、本の紹介に入っていこうと思う。

まず、この本は内容は少なめで、かなりコンパクトにまとまっている。普段から本を読んでいる人にとっては、あっという間の内容になるだろう。あれ?こんなもんかってな具合だ。もちろん内容が物足りないということではなく、大事な部分を凝縮して、無駄な時間を取らせることなく、シンプルに伝えたいことを伝えてきてくれている、と言うことができるだろう。

逆に、普段本を読んでいない人や、活字を一切読んだことのない人、社会人になってもお母さんのことをママって呼んでいる人にとっては、すごくいい分量の本かもしれない。

ちょうどええかもしれへん。

ストーリーは悩んでいる「僕」が、成功を収め、さらに成功を収めるためにはどのようにすれば良いかを長年研究しているオジさんに、成功の秘訣を教えてもらうっていう、まあよくあるストーリーだ。

本は対話形式で、「僕」に対してオジさんがひたすら話し続けるという「ストロングスタイル」で展開される。内容はいろんなビジネス書で語られている内容とは少し異なり、成功するためには何が必要かを、実際に成功している事例に沿って解説、分析していくというものだ。

この事例の話が面白く、また単調な文章や言葉の繰り返しではなく、実際の僕らにも馴染みのある商品がどうやって生まれたかという例がたくさん出てくるので、飽きずに読み進める工夫がなされていると言えるだろう。

この本の伝えたいことは、他のあらゆる自己啓発本と同じく「マインド次第で何でもできる」ということだと思う。しかし、それを言葉で単に伝えるのではなく、実際に明日から誰でもできる方法を具体的に示しつつ、成功事例を踏まえて面白おかしく語っているという点においては、確かにベストセラーになりそうな内容だなと、そんな感想を抱いた次第である。

自己啓発本って、基本的にみんな自分に都合の良い部分だけ取りいれて満足していくっていう類の本だと認識しているが、まさにその最高潮の本だなと。

自己啓発本はこうあるべき!という、お手本のような、素晴らしい本だと思う(白目)

自己啓発本は読み物として、割り切って、そんなことはいいからもう今日からさっさと行動を起こしていくのが、成功への一番の近道だと思う。おしまい。